保険会社の脅し文句「2人に1人はガンですよ」

imai2015年5月28日、俳優の今井雅之が末期の大腸がんで亡くなりました。

享年54 。

あまりにも若すぎる死でした。

彼のやせ細った姿での記者会見をご覧になって、自分もがん検診を受けようと思った人もいたのではないでしょうか。
 

がん保険

万が一に備えて、保険に加入しようと思った人も少なくないでしょう。

実際、「がん保険」への加入者は年々増加しています。

社会法人生命保険協会の報告によれば、2008年に1,860万件だった契約数は、2012年には2,054万件に増えています。

保険会社がCMでやたら強調する「2人に1人はがん」のキャッチコピーにより、今後も加入者が増加すると思われます。
 

数字のからくり

といっても、「2人に1人はがん」というのは本当なのでしょうか?

実は、これには数字の『罠』があるのです。

2012年、国立がん研究センターがん対策情報センターの『最新がん統計』によると、日本人が50才までにがんに罹る確率は、統計上では2%です。

60才までには7%以下に過ぎないのです。

では、なぜ「2人に1人」なのか?

それは、90才や100才まで生きる人全てを合わせて、やっと「2人に1人」になるのです。
 
gan  

保険のリターン

このことを考えると、若い時期から保険をかける必要性に疑問を抱く人もいるでしょう。

40才の男性が10年後までにガンと診断される確率は2%です。

つまり、40才で保険に入っても、98%はリターンがない可能性が高いと考えられます。
 

死亡率との比較

さらに言うならば、厚生労働省が算出した「平成24年簡易生命表」を見れば、40才の男性が10年後死亡率の1.8%とほぼ同じ数字なのです。
 

がん保険と一般の保険

つまりは、40才の男性が10年後までにガンと診断された場合に診断給付金が支払われる「がん保険」と、同額の保険金が支払われる「一般的な定期保険」の保険料は、同額程度であるべきではないでしょうか。

しかし、実際はがん保険の方が2倍以上に設定されているのが多いです。

保険会社が言うには、がん保険の保険料が高いのは、診断技術の進化などの不確実性があるかららしいのです。
 

まとめ

万が一に備えた生命保険ではありますが、CM等の宣伝に騙されたくはないですね。
 


 

 

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